ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

エコ運動は安心感を得てるだけ。経験したことは安全だと思い込みたい人情。

人間の活動による環境破壊が深刻化していると言われるようになって数十年。いまだにどうすれば地球環境を守れるのか答えは出ていません。いや、環境破壊を行っている人間が地球上からいなくなれば、現在の環境問題は全て解決するのですが、それは言わない約束となっています。

日本人のエコ意識は高いと思います。テレビをつければ公共広告はもちろんのこと、企業のCMでも「環境に優しい」「自然を守る」といった表現が使われていますから、現代の日本人が環境問題を意識する機会は多いでしょう。しかし、環境問題を意識する機会が多い日本人よりも、アフリカなどでテレビも見ずに原始的な暮らしをしている人々の方が環境への負荷が小さい生活をしています。日本国内でのエコ運動が、なんか虚しく感じますね。

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世の中の移り変わりはコントロールできない。だから先見性を養う。

地球上には、70億人以上の人間が棲んでいます。つまり、人間社会は70億の人口で成り立っていると言えます。人間の住む地域は同じではないので、70億人が一つの社会で生きているのではなく細かい単位の社会を形成しているのですが、それでも一つの社会は多くの人間によって構成されています。

たくさんの人間によって構成された社会を個人の力でコントロールするのは難しいです。だから、多くの人が社会を変えようとするのではなく、社会に順応する生き方を選択することになります。

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達成目標と学習目標は違う。結果を求める自分と能力の向上を求める自身。

仕事でもスポーツでも何でも構わないのですが、何か作業をしている時、心の声が聞こえてくることはありませんか?

例えば、ゴルフで50センチのパットを外した時、「おまえは何をやってるんだ。焦るからこんな簡単なパットも入れれないんだ」と自分自身を叱咤する心の声が。その声の張本人は、まぎれもなく自分なのですが、なぜ人は心の声で自分自身を叱咤するのでしょうか?

そして、ゴルフの経験を積めば積むほど、スイングの前に「目の前にバンカーがあるぞ。そんなスイングでは、また、いつものようにその中にボールを打ち込んでしまうぞ」といった失敗を予言するかのような心の声が聞こえるようになります。

この心の声のせいで体が委縮し、自身の本来の能力を発揮できなくなっているのですが、人はなかなかそれに気づきません。

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女性は鉄分不足を自覚すればもっときれいになる。赤ちゃんの健康のためにも鉄を欠かすべからず。

50歳未満の日本人女性の22.3%、妊婦の30~40%。この数字が何を意味しているかご存知でしょうか?

実は、この数字は日本人女性の貧血の割合を示したものです。さらに深く掘り下げると、貧血と診断された日本人女性の25.2%、つまり全体の5.6%が重度の貧血です。日本人女性の5人に1人が貧血なのですから、日本に住んでいる女性なら誰だって貧血になる危険性があると言えるでしょう。

また、妊婦の貧血の割合は、先進国の平均が18%、発展途上国の平均が56%となっています。日本人の妊婦のうち30~40%が貧血なのですから、どちらかというと発展途上国に近い数値です。

いったい、日本人女性はなぜこんなに貧血になりやすいのでしょうか?

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稲作は戦争とセットで輸入された

日本に稲作が伝来したのは縄文時代とされています。

その後、稲作は徐々に普及していき、弥生時代には貯蔵できるまでにコメの生産量が増えました。農具の発達、分業体制、コメの貯蔵による社会的剰余の発生。狩猟採集だけで生活していた頃には考えられなかった社会的発展が、朝鮮半島からの稲作の輸入によりもたらされたのです。

しかし、稲作の輸入は、必ずしも日本人を幸せにしてきたとは言えません。なぜなら、稲作は戦争とセットで我が国に伝来したからです。

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